自信が「ない」ことに自信が「ある」

「もっと自分に自信を持ちましょう」

これは中学の時から担任の先生から通知表で常に書かれていた言葉です。

 

でもこの一言ってかなり不親切だと思うんですよね。

だって、自分では普通に行動しているつもりなのに

「自分に自信を持ちましょう」って・・・

 

何故あなたは私が自分に自信がない人だと思ったのか。

どうしたら私は自分に自信のある人になれるのか。

 

そこを説明してくれないと対策の打ちようがないじゃないですか!

 

ともあれ私はこうして「自分に自信のない人」になり、

どうしたら「自分に自信の持てる人」になれるのかを

日々模索する日々が始まったのです。

 

時が経って、学びに出会ったばかりの頃、初めて先生とお話をするチャンスに恵まれました。

その時先生から言われた言葉に意表を突かれました。

 

その時の会話がこちら

 

先生:(あなたは)自分に自信がない

私:はい!(割と元気よく)

先生:自信が「ない」ことに自信が「ある」!(笑)

 

先生が顔をクシャッと崩してケタケタ笑ったのにもビックリしましたが、

この「自信がないことに自信がある」という表現にも衝撃を受けました。

 

でも、「自分に自信がない人」って確かに「自信がないことに自信がある」んですよ。

だって自分でどれだけ成果を上げて賞賛を受けたとしても、どれだけ自分がチャレンジしたとしても自分でそれを打ち消しているんですから。

 

例えば以前の私だったらこんな感じ。

 

周囲:yukiさん、仕事で本社で表彰受けるなんてすごいですね!

私:いやいやいや、私なんて末席でお情けで表彰されたようなもんで、もっとすごい人たくさんいますから。

 

私:私なんて太ってて、そんなに美人じゃないし・・・

周囲:いや、そんなに太ってないですよ?顔も笑うとえくぼができて可愛いですし。

私:(笑わないと可愛くないんだ・・・)

 

その他にも、自分に自信をつけたくて、色んなことを一人でやってみたり、例えば一人で海外旅行に行ってみたりもしたんです。今考えたら危ないチャレンジもしたなぁ・・・

確かにその時の体験は自分の中で知識にはなりましたが、一旦できてしまった事は、すぐに自分の中で「当たり前」になってしまい、「大したことない」事になってしまうのです。

それから、周りに賞賛され過ぎて、いい気になって自慢し過ぎて、逆に非難されて、自信喪失して、元の定位置に戻る、というケースもありました。

 

結局自信のない状態が心地よくて、いつもそこでループをしていて、完全にそこが自分の定位置だと思ってしまっていました。

 

まさに自信が「ない」ことに自信が「ある」

これが以前の私でした。

 

学びは始めるに当たって私は一つのテーマを決めていました。

それは「人生を変える」

当時の私は、人生に行き詰っていて身動きが取れない状態でした。

方法があったのでしょうが、視野が狭すぎて解決策を見出せずにいました。

その状態から脱却して、 「人生を変える」

これが私の大きなテーマでした。

 

実際、この2年間で本当に人生が変わりました。

元に戻る方法がもはや分かりません(笑)

2年前に学びを始めるという決断をした自分を褒めてやりたいです。

自信が「ない」というしょうもないことに自信を持つ事をやめました。

私は今の自分の事を「本当にすごい!」と思っています。

私の人生はもっと変わり続けます。

その為のありとあらゆるチャレンジを、これからも続けていきます。